伊藤英人の狩猟本の世界

56. 『最古の料理』J. ボテロ著、松島英子訳、法政大学出版局、2003年

メソポタミアのレシピを解読する試み。肉は、煮込み料理の種類が豊富(ほかは資料がないだけかもしれないが)。焼き肉は、祭祀・儀礼のシーンでしばしば登場する。畜肉も狩猟肉も用いられている。

上流階級のレシピだけに、凝った料理もみられる。ビールを飲み、歌い、踊るのは、3600年経った現在と変わりない。

 『最古の料理』J. ボテロ著、松島英子訳、法政大学出版局、2003年