DCC1をスタートさせてから、3年目になります。これまで63名の方にDCC1コースにご参加いただき、現在受講修了者は61名、DCC1取得者は50名になりました。

参加者の内、49名(78%)が北海道内居住者、14名(22%)が道外居住者でした。遠くは沖縄からもご参加いただきました。DCCはエゾシカを対象としていますが、個体数管理の根本的な考え方や衛生概念は全国(万国)共通なので、道外の方にも役に立つ内容となっています。

図1 DCC1コース参加者の分布

図1 DCC1コース参加者の分布

参加者の年齢構成は、40代が最も多く、全体の30%(19名)を占めました。20代(16名、25%)、30代(15名、24%)も多く、20代から40代で全体の8割弱を占めました。60代以上の方にもご参加いただき、幅広い年齢層の方に活用されています。女性は参加者の25%を占めていました。もっと多くの女性にご参加いただいていたような気がしますが、存在感の大きさでしょうか……!

図2 DCC1コース参加者の年齢構成

図2 DCC1コース参加者の年齢構成(クリックで拡大)

図3 DCC1コース参加者の性比

図3 DCC1コース参加者の性比

様々な立場の方よりご参加いただきました。獣害対策に関わっている民間組織の方や行政職員の方が多いようです。地域おこし隊の方々にも多数ご参加いただいています。また、研究機関には研修の一環としてもご活用いただいています。

図4  DCC1コース参加者の所属

図4  DCC1コース参加者の所属(クリックで拡大)

37名の方は、受講時にすでに銃を所持(申請中含む)していた一方で、受講時に銃はもちろん狩猟免許を所持していない方も18名いました。DCC1は、捕獲そのものに携わる方だけではなく、管理や捕獲をコーディネートする立場の方にも受講していただきたい内容です。2017年度以降もDCC1のコースを複数回予定していますので、シカの個体数管理に関するベーシックな技能を学ぶ場として幅広くご活用ください!

報告 松浦友紀子