一般社団法人エゾシカ協会

動物たちの反乱


動物たちの反乱【編著】河合雅雄・林良博
【出版】PHPサイエンス・ワールド新書006
【定価】880円+税
【発行】2009年10月20日
【ISBN】978-4-569-70830-0


本書は、野生動物による獣害問題、保全管理について森林動物研究センターの研究者8名で書き下ろしたものです。動物の生態学的な視点だけでなく、現代日本で起きている里山の崩壊や日本人と野生動物のつきあい方の変遷など、保護管理の場面で取り上げられる人間側の問題についても掘り下げて執筆しています。(室山泰之)

【目次】
第一章 動物たちの反乱   河合雅雄
第二章 里山とは何か    河合雅雄
[コラム] 自然保護と自然保全 河合雅雄
第三章 ワイルドライフ・マネジメント  室山泰之
第四章 ニホンザルの被害はなぜ起こるのか 室山泰之
第五章 シカと向き合う  横山真弓
[コラム] シカ肉はなぜまずいのか?河合雅雄
第六章 ツキノワグマ―絶滅からの脱却― 横山真弓
第七章 イノシシ―人の絵付が悲劇を生む―  坂田宏志
[コラム] 犬を活用した野生動物対策 坂田宏志
第八章 外来生物 アライグマとヌートリア 坂田宏志
[コラム] 野生動物管理のための生息状況の把握 坂田宏志
[コラム] 適切な殺処分とは? 坂田宏志
第九章 野生動物管理と獣医学  森光由樹
第十章 森林から野生動物との共存を考える 藤木大介
[コラム] ドングリについて  藤木大介
第十一章 獣害と地域住民の被害認識 鈴木克哉
[コラム] 下北半島のニホンザル  鈴木克哉
第十二章 日本人の動物観 河合雅雄
第十三章 倫理面からみたワイルドライフ・マネジメント 林良博