一般社団法人エゾシカ協会/伊藤英人
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by
角岡伸彦著、解放出版社、2003年
有害捕獲では大量に余る内臓の処遇が問題になっているようだが、狩猟では食べるに限る。部位によっては処理がたいへんなうえに足が早いものの、多彩なおいしさと食感がある。
日本では内臓をどう食べてきたか。この本では、屠畜を担ってきた部落の人々や在日朝鮮人の調理を学べる。店屋物の味だけでなく、家庭料理、下処理の方法も細かく書かれているので、実際につくってみることができる。
BSE騒ぎの混迷も記録。新潮文庫版もある。(2014年11月記)