一般社団法人エゾシカ協会/伊藤英人
—
by
石川純一郎著、歴史春秋出版、2006年
狩猟民俗の記録。クマに対する槍の使い方が少し載っている。刺したらすぐ抜いて、第二撃に備える。このとき内臓を刺さないのは、肉を汚さず、毛皮に余計な傷をつけないようにするためである。危険な接近戦の最中に、すでに肉や毛皮の状態に配慮している。このように、狩猟はただの捕殺よりも高度な技術と知識を要する。(2011年7月記)