藤井知昭・山田陽一編集、東京書籍、1991年

自然環境と民族音楽のかかわりについての研究集。第1章では、独特の自然観をもつ狩猟民族の、うたと自然環境との関係を探る。狩猟民族においても、カミや霊との交信に音楽が重要。(2011年4月記)
藤井知昭・山田陽一編集、東京書籍、1991年
自然環境と民族音楽のかかわりについての研究集。第1章では、独特の自然観をもつ狩猟民族の、うたと自然環境との関係を探る。狩猟民族においても、カミや霊との交信に音楽が重要。(2011年4月記)
川崎市岡本太郎美術館企画展パンフレット、2007年
岡本太郎が遺した言葉と、インディオの写真集のコラボレーション。大地、太陽、死、血などを模した原色に彩られたインディオはもちろん、太郎の言葉からも強烈な生命力を感じる。「人間はいつも戦いながら生きてきた。自然に対し、そしてまた人間同士の間で。たとえどんなに温厚で満ち足りた者でも、人生を闘いつづけている。」。命を懸けた言葉は重く、命を表現した姿は美しい。(2011年4月記)
大竹憲治著、ニュー・サイエンス社、1989年
動物の骨や歯でできた釣針・銛・鏃などの猟具およびアクセサリーの出土品。プラスチックも金属もない時代に、骨は貴重な材料として活躍していた。骨の適度な軽さ、硬さ、さらに釣針においては味という特性が、骨製品の豊富さを裏づけている。狩猟者にとって骨は、物質そのものとしての価値以上の思い入れがあったにちがいない。強敵を支えていた立派な骨は、猟具に変えても、身につけても心強いものとなる。骨というただの物質を、狩猟者はそれ以上のものに昇華できる。同様に、狩猟肉も、狩猟者にとってはただの肉ではない。(2011年4月記)