第1回DCCネットワーク研修会「安全に、そして美味しくシカ肉を食べよう」を開催しました!(2016年4月16日)

シカ肉を安全に食べるためには十分加熱する必要がありますが、加熱しすぎるとパサパサなお肉になってしまいます。美味しさを保ちつつ、きちんと肉の中心まで加熱される方法について、フードプロデューサーの青山則靖さんから実際の調理を通して教えていただきました。

青山さんのクッキングスタジオに集まり、まずは参加者の方々の近況を報告しあってから、さっそく調理実習スタートです。

まずは後ろ足の解体から。我々狩猟者がやる方法とは違う方法で解体が進められていきます。

第1回DCCネットワーク研修会

ブロック分けした肉の下処理は、いままで教わったことのない方法でした。目からウロコ!教わった通りに、みんなで肉の下処理を行います。

第1回DCCネットワーク研修会

なぜそのような処理が必要なのか、時にはホワイトボードを使いながら、また時には処理方法が異なる肉を実際調理して比較しながら、その理由を説明してくれます。

第1回DCCネットワーク研修会

各自自分の肉を確保し、調理をすすめます。ポイントは温度管理。温度計を使って常にチェック!

第1回DCCネットワーク研修会

自分たちで作ったロースト、ハーブカツレツ、ピラフプレート。シカのだし汁で炊きこんだピラフは何とも滋味深い味でした。

第1回DCCネットワーク研修会

他にも青山さんがたくさんのシカ肉料理を用意してくれていました。この後はもちろん大試食会。なんと〆にはシカ出汁ラーメンまで!大満足な研修会となりました。

(文:松浦、写真:宇野・東谷)


特別講師;青山則靖さん

帯広生まれ、札幌育ち。20年以上の調理師経験を活かし、飲食店のメニュー開発や料理教室の講師を務める。新聞・テレビ等にも多数出演し、家庭向けのレシピ紹介をしている。父親がハンターだったため、幼少期からエゾシカ肉に慣れ親しんでおり、シカ肉の特性に精通している。