1.恥骨結合(骨盤)の腹側前方から正中線に沿って胸骨後端まで切開。(胃や腸を絶対傷つけないよう、刃を上に向け、左手で刃先をカバー)肋骨から横隔膜を剥離する。(胸部を胸骨中央で首まで切開しても肉に影響は少ない) 2.肛門の横から骨盤腔に沿ってナイフを入れ、大腸や尿管などを傷つけないよう分離する。この場合は、肛門から糞が出ない状態であることを確認する。(肛門近くの直腸に糞がある場合はしごいて除く)。雄の場合は、ペニスが恥骨結合部分に張り付いているので、尿を膀胱に絞り込み、尿管を結んで切断する。(左図) 3.気管と食道を取り出し、引き下げながら内臓を剥離して、体外に引き出す(ヒレ肉に傷を付けないよう剥離する)。 4.体腔の内部を水洗いできれば理想的。あるいは雪を入れる。樹木などに下げてつるす。 ※ 後肢つけ根の血管の切断:モモ肉の放血を促すため、外腸骨動静脈を切断する。 |