一般社団法人エゾシカ協会

エゾシカ肉認証制度のしくみ


(一社)エゾシカ協会の「エゾシカ肉認証制度」は、平成28年度で終了いたします。

社団法人エゾシカ協会では、安全・安心なエゾシカのお肉を消費者の皆様にお届けすることを目指して、平成19年から、「エゾシカ肉認証制度」をスタートさせ、平成28年まで10年間運営してきました。

今年度から北海道が「エゾシカ肉処理施設認証制度」の運用が開始になりましたので協会の認証制度は、終了いたします。

2016年11月22日

北海道の「エゾシカ肉処理施設認証制度」については下記WEBサイトをご覧ください。

http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/est/ninnsyouseido.htm

 

社団法人エゾシカ協会は、外部の専門委員を招聘して「推奨検討委員会」を構成しています。

審査は、書類審査と現地審査の2段階に分かれ、それぞれ(1)「エゾシカ衛生処理マニュアル」(北海道、2006)を遵守しているかどうか、(2)トレーサビリティーを実現しているかどうか、をチェックします。審査に合格した施設に対して、推奨マークつきのエゾシカ肉製品を出荷することを認めています。

1 書類審査

  
  必要書類 参考・備考
1 処理工程表と作業手順書
特に衛生管理のポイント遵守
処理作業方法
枝肉取扱製品化
消毒方法・設備・消毒剤種類
処理作業の衛生管理モデル
衛生管理のポイント
処理施設での処理
枝肉取扱製品化
2 処理作業の点検記録表 処理作業の点検記録表
3 異常確認記録表 異常確認記録表
4 生体受入記録 個体記録
5 野生(と体)受入記録表 個体記録
6 施設・設備等の衛生管理表 施設・設備等の衛生管理モデル
7 施設・設備等の点検記録表 施設・設備等の点検記録表
8 使用水などの点検記録表 使用水などの点検記録表
9 作業者の点検記録表 作業者の点検記録表
10 出荷記録表 トレーサビリティー
11 内臓・肉サンプル保管記録 トレーサビリティー
12 ラベル(表示)見本
13 枝肉保管冷蔵庫温度記録表
14 処理施設図面、保健所許可証(写し)

 

2 現地審査

委員(獣医師)最低1名と事務局員の2名で実施する。

処理工程表、作業手順書どおりに適切に処理されているかどうか
記録(2~11・13)が適切に記入、保管されているかどうか
保管サンプルの保管が適切にされているか。保管記録の確認
製品に申請ラベル12と同等のラベルが貼られれているかどうか
委員が菌検査サンプルを3頭から採取し、検査会社へ送付する。