伊藤英人の狩猟本の世界
31.『野兎狩り』天野武著、秋田文化出版社、1987年
殺傷力のない飛び道具「ワラダ」の使い方。ワラダとはワラ製のウチワのようなもので、ウサギの頭上に投げる。影と音で猛禽類を模しており、ウサギが雪中に逃走したところを掘り起こしてとらえる。ワラダ以外にも、庶民による鷹狩りを詳しく扱う。兎狩りについての資料が少ない中で、本書は貴重な存在。
殺傷力のない飛び道具「ワラダ」の使い方。ワラダとはワラ製のウチワのようなもので、ウサギの頭上に投げる。影と音で猛禽類を模しており、ウサギが雪中に逃走したところを掘り起こしてとらえる。ワラダ以外にも、庶民による鷹狩りを詳しく扱う。兎狩りについての資料が少ない中で、本書は貴重な存在。