伊藤英人の狩猟本の世界

36.『武道』野中日文著、創言社、2000年

武道の精神論。ページをめくるたびに武士道精神を強烈にたたきこまれるので、読むだけで、いくらか打たれ強くなる。「武道は本来「死生観」を伴う一種の危機対処法であって、勝ち負けを争うスポーツ競技ではない。」そこで、殺戮でもスポーツでもない武道の本質や、現代における意義を見出さなければならない。狩猟もこのような問題を内包しているように思う。

36.『武道』野中日文著、創言社、2000年