シカ捕獲認証レベル2(DCC2)とは

DCC2は、個体数管理のためのシカ捕獲に関して、法令を遵守し、効率的かつ安全で人道的な捕獲を実施する技能、さらにシカを資源として衛生的に扱える技能を持つ方を認証します。

認証は、シカ捕獲認証委員会の基準に達していることを実証した方に授与されます。実証するために、受検者は「評価調書」(全40ページ)を作成し、自らの技能や経験を記載します。委員会はこの評価調書の内容を審査します。DCC2の基本となる知識や考え方は、DCC1と同様です。DCC2を受検する前に、再度DCC1のテキストを見直すことをお勧めします。


評価基準

評価基準は、捕獲計画の作成、射撃実習、捕獲・解体実技の3つに分けられます。捕獲・解体実技はさらに下記の6つの要素に分けられ、審査されます。

これら6つの要素について技能を確認するために、最低2頭のシカを実際に捕獲していただきます。


受検資格

DCC1を取得していること

・シカの捕獲に適した銃を所持していること


審査の流れ

DCC2の審査の流れ

  1. 「射撃実習」を現地審査者(Field Referee; 以下FR)同行の下で実施
  2. 「捕獲・解体実技」をFR同行の下で2回以上実施。初回については西興部村で実施
  3. 与えられたテーマに沿って「捕獲計画」を作成

注意事項

*評価調書は、ガイダンスに該当するページ(p1-5)のみ公開しています。全文は、受検資格を有しており、かつ申込みを検討されている方に限り、申込前でもPDFでお送りいたします(お問い合わせください)。申込後、改めて印刷したものをお送りいたします。評価調書は、受検者の責任において提出まで管理してください。

*「捕獲・解体実技」はFRが不在な状況では評価できません。FRは受検者の行動を直接観察することにより、基準をクリアしているか判断します。

*評価調書を確認する段階で、受検者もしくはFRに評価調書の内容を問い合わせる場合があります。

*評価調書に記載漏れやミスがあった場合は、必要に応じてさらに技能を確認した上で、修正・再提出をお願いすることがあります。

*評価調書が提出されてから3か月以内に合否決定されますが、評価調書の記載漏れ等で差し戻された場合は、この期間が延びる場合もあります。

*審査後、評価調書は受検者に戻されます。

申込フォーム受付後、3年以内にDCC2が取得できなかった場合は、再度申し込んでいただきます。その際、改めて申込料が発生します。