伊藤英人の狩猟本の世界
27.『からだといのちと食べものと』鳥山敏子著、自然食通信社、1986年(新装版は2003年)
屠場、屠殺、人間の火葬、少数民族という、社会的にはキワドイとされている分野を小学校の授業で扱った事例。「(屠殺されるのは)つらいけれどもがまんしてください」、「ニワトリがなぜ人間を食べないかふしぎ」という小学生の率直な感想文が興味深い。命は教育の重大なテーマであるが、教えるとなると難しいようだ。命への敬意を心得ている狩猟者は、もっと教育にかかわるべきだ。
屠場、屠殺、人間の火葬、少数民族という、社会的にはキワドイとされている分野を小学校の授業で扱った事例。「(屠殺されるのは)つらいけれどもがまんしてください」、「ニワトリがなぜ人間を食べないかふしぎ」という小学生の率直な感想文が興味深い。命は教育の重大なテーマであるが、教えるとなると難しいようだ。命への敬意を心得ている狩猟者は、もっと教育にかかわるべきだ。