伊藤英人の狩猟本の世界

169.『はたらく動物と』金井真紀文・絵、ころから、2017年

仕事を介した、人間と動物の関係に着目。モンキードッグ、鵜飼い、馬耕、盲導犬、カフェ併設の養鶏。それぞれに信頼関係があるように感じる。

パリのゆるいカフェにいるニワトリは、客の持ち寄る生ゴミを食べ、卵を産む。客は生ゴミによってコーヒーがサービス。カフェ内の修理屋の客は、新鮮な卵がもらえる。貨幣経済と生態系がしっくりくるケースを私はあまり知らないが、このカフェは希望を抱かせてくれる。

169.『はたらく動物と』金井真紀文・絵、ころから、2017年