伊藤英人の狩猟本の世界
180.『信州のタヌキ』関谷圭史著、郷土出版社、1998年
ですます調だが、動物行動学を専門とする著者の修論をもとに論文の構成で書かれた、意外にしっかりした本。81か所の「泊まり場」(寝場所)と23か所の「ため糞場」を特定するなど、テレメと直接観察を駆使した地道な研究でタヌキの行動が明らかになる。タヌキのつくる獣道のクセまで見抜くのはすごい。
ですます調だが、動物行動学を専門とする著者の修論をもとに論文の構成で書かれた、意外にしっかりした本。81か所の「泊まり場」(寝場所)と23か所の「ため糞場」を特定するなど、テレメと直接観察を駆使した地道な研究でタヌキの行動が明らかになる。タヌキのつくる獣道のクセまで見抜くのはすごい。