伊藤英人の狩猟本の世界
255.『「人と動物の関係」の学び方』桜井富士朗・長田久雄編著、インターズー、2003年
ペットとの関係やアニマルセラピーをはじめとした心理研究など、「人と動物の関係」をテーマにした比較的新しい学問分野を紹介。アニマルセラピーは有名だが、ほかにもマイナーな研究例が載っており、この分野を幅広くイメージすることができる。これらはHAB(ヒューマン・アニマル・ボンド)研究と呼ばれ、IAHAIOという国際学会がある。本書刊行後の2007年に東京大会が開かれている。
文化人類学の松井健氏が、狩猟民と動物の関係、狩猟活動の進化などを書いている。この分野はぜひ発展させ盛り上がっていってほしいと切に願っている。