エゾシカ管理のグランドデザイン
エゾシカは北海道固有の自然資源である。平成になる頃からその個体数は過剰に増加し、農林業被害、交通事故及び自然植生への悪影響等が社会問題となっている。エゾシカの保護管理計画等に基づいて、これまで個体数管理や被害対策等が行われてきたが、必ずしも各関係機関の連携は十分図られておらず、平成10(1998)年の道東地域エゾシカ保護管理計画策定時から、既に約20 年間が経過しているが、未だに個体数指数の目標水準を達成できていない。(中略)
そこで、一般社団法人エゾシカ協会が、本年設立20周年を迎えるにあたり、昨年6月に「エゾシカ管理のグランドデザイン作成ワーキンググループ」を立ち上げ、のべ7回の会議を開催して、エゾシカ管理の将来展望を示すために本グランドデザインを作成した。
(本書「グランドデザインの背景と目的」から抜粋)
エゾシカ管理のグランドデザイン
- 発行日 平成30年7月9日
- 編集・発行 一般社団法人エゾシカ協会 © 2018 Yezo Deer Association
エゾシカ管理のグランドデザイン作成WGメンバー(50音順)
委員
- 赤坂猛(一般社団法人エゾシカ協会 会長)
- 東谷宗光(事務局、一般社団法人エゾシカ協会 職員)
- 伊吾田宏正(世話人、酪農学園大学、一般社団法人エゾシカ協会 理事)
- 井田宏之(一般社団法人エゾシカ協会 理事)
- 宇野裕之(地方独立行政法人北海道立総合研究機構 環境科学研究センター)
- 笠井龍司(北海道議会議員)
- 曽我部元親(北泉開発株式会社、一般社団法人エゾシカ協会 理事)
- 野呂美紗子(一般社団法人北海道開発技術センター、一般社団法人エゾシカ協会 理事)
- 松浦友紀子(国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所、一般社団法人エゾシカ協会 理事)
オブザーバー
- 近藤誠司(北海道大学 名誉教授、一般社団法人エゾシカ協会 理事・前会長)
- 早稲田宏一(特定非営利活動法人EnVision環境保全事務所)