2月27日、わがエゾシカ協会事務局で作った料理です。この事務所は本格的なキッチン付き。冷蔵庫にストックしてあるエゾシカ肉を使って、新しいアイディアが湧いたら、いつでも試せるようにしています。
一番上の写真は、骨付きスネ肉を煮込んで、鹿茸(ろくじょう、中国で購入)を入れた薬膳スープです。私の最近のお気に入り、「エゾシカ醤油」風味に仕立てました。鹿茸は、シカの頭に生え始めの角を軟らかいうちに収穫し、輪切りにして乾燥させたもの。中国などでは高級漢方薬として珍重されています。
2番目の写真は、同じスネ肉の煮込み鍋から肉を取り出し、椎茸とタマネギを加えて、パスタのクリームソースにしました。
こんなふうに、スネ肉の煮込みを味付けなしで作ってスープを取っておくと、(1)塩味、(2)トマトソース、(3)クリームソース……と3種類以上のパスタ料理を楽しめます。
それでも鍋底にまだ余っているようなら、私は翌日、トマト味煮込みをカレーに作り直して、最後までさらえてしまいます。
最後の2枚の写真は番外編。知床産のトドの肉が手に入ったので、「トドのトマト煮込み」と「トドの中華風」を作りました。
2013年2月28日記